マグリット通信

2013月5月の記事一覧

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2013/05/22

羽原俊秀のことば2011.6.21

グレート:プランニング代表、羽原俊秀が、直営店ザ マグリットの社長として、2011年6月に地元岡山の番組でお話をさせていただいた映像です。

せとうちパレット930 (TSCテレビせとうち)2011年6月21日放送

 

CATEGORIES:PHILOSOPHY

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2013/05/08

披露宴におけるスピーチの必要性を考える。

披露宴に出席して、スピーチが長くて困った、という経験をしたことのある人は少なくないと思います。バラク・オバマ大統領の就任演説は当時大変な話題になりましたが、長時間の講演より、3分のスピーチの方が難しい、と聞いたことがあります。だから、長くなってしまうのかもしれません。講演や講義が上手だからと言って、スピーチが上手とは限りません。しかも、他の披露宴で聞いたことがある、という話がしばしばあります。私たちには大統領のように専属ライターはいてくれないので大変です。
グレート:プランニングのブレーン、ニューヨークのパーティープランナーたちも、スピーチはなるべく少なく、といいます。マーシー・ブルームは、スピーチが3人いたら、そのパーティーの成功には責任持てない、とまで言います。アメリカ人のほうが、断然スピーチ上手で、気の利いたジョークで楽しませてくれそうですが、それでも、パーティーではスピーチはゲスト同士の会話を途切れさせるからしないほうがいいと言うのです。

 

日本のウェディングの一番の問題は、セレモニーである挙式をカジュアルに崩してしまったりする一方で、パーティーにも堅苦しさを引きずってしまうこと。セレモニー(式典)とパーティーの区別ができていないことでしょう。
スピーチが、文字通り「祝辞」であるならば、ゲストからのお祝いの言葉は新郎新婦が直接聞けばよいことです。
それは、「他の披露宴でも聞いたことのある話」ではなく、二人のためだけの特別な言葉のはずです。

CATEGORIES:PHILOSOPHY

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2013/05/08

ニューヨーク屈指のパーティー・デザイナー&フローリスト、レニー・レイノルズ

レニー・レイノルズとの出会いは、彼の写真集、「The ART of the PARTY」を見て連絡をし、会いに行ったことから始まります。
彼は、ホワイトハウス専属のパーティー・プランナーとして活躍、イヴ・サン・ローランの香水「オピウム」発売記念パーティーなど多くの著名人のパーティーを手掛けています。
彼のコーディネートは、大胆かつ独創的で、日本人の感覚では真似のできないものもたくさんあります。おそらく、彼の写真集を見ただけでは、日本人に受け入れられそうなところを選んで真似することが精いっぱいだったでしょう。
来日セミナーにあわせて、彼の指示により作成したオブジェに、3本の鉄筋を曲げながら溶接し、自立するようにしたものがあります。鉄筋の全体にグリーンを巻きつけ、試験管に挿した花を飾るというコーディネートでした。ホワイトハウスのパーティープランナーが、パーティーのテーブル上に鉄筋を乗せる、というギャップは衝撃的でしたが、そのオブジェはその後何年も、ザ マグリットのテーブル上を飾りました。
彼の指示がなければ、食事をするテーブルの上に鉄筋を置くなど、日本人は誰もやってみようとはしなかったでしょう。

 

彼は、パーティーはゲスト全員が主役で、「自分は特別に招待されたんだ」という気持ちにさせることが大切と言っています。ゲスト一人一人が全員主役級ともいえるパーティーを何度も取り仕切ってきたレニーにとっては、それは当たり前のことだったのかもしれません。そんな彼から教えられたノウハウは、招待客満足を目指す私たちのウェディングの根底に生きています。

 

CATEGORIES:BRAIN

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2013/05/08

どうすれば人はわくわくするのか。常識破壊のウェディング本。

「嘘を売らない。常識破壊のウェディング」

 

『嘘を売らないこと』
それはとても難しいことです。
ただ、何十年経っても、
「やっぱりあそこで買って良かった」
と思ってもらえたとしたら、
結果的には嘘を売らなかったと考えても
いいのではないかと思っています。
お客様に後悔させない。いつまでも。
—そんな商売が私の理想です。
(本書まえがきより)

 

 

バブルの崩壊、瀬戸大橋観光ブームの低迷、放漫経営、阪神淡路大震災・・・。企業体質も外部環境も最悪の状況で継ぐことになった実家の地方旅館を、婚礼事業で再生したストーリーです。

 

初めから倒産寸前で始まった物語は、「何度も迎える危機的状況」「明らかに出遅れた婚礼事業への参入」など、マイナスの連続ですが、その度に「救世主」との出会いに救われてきました。
祖母の「アメリカに留学しなさい」という言葉に導かれて向かったニューヨークでの体験や出会いが、旅館を継ぐつもりだった留学当時には考えもしなかったウェディングの商品開発に結び付き、そして、日本全国の同業者が見学に訪れ、ウェディング・プランニング・コンサルティングの依頼を頂くまでになったのも、「他とは絶対的に違う商品」を創るほかに生き残る方法がなかった、極限の状況から生まれたものだと考えると、良いことも悪いことも全ては有るべき出来事だったと感じずにはいられません。

 

私たちグレート:プランニングが、築50年という施設にもかかわらず婚礼の人気を保ちつづけ、また岡山というごく平凡な地方都市にありながら、ウェディング・プランニング・コンサルティング業で長く実績を挙げつづけてきた理由を感じていただけると思います。

 

 

「嘘を売らない。常識破壊のウェディング」目次

 

第1章 ニューヨークでの生活

 

想像を絶する街 / 未来への「鍵」 / 空気感のキーワード / ディープ・インパクトな空気

/ ハーレムな人たち / 心を揺さぶるエンターテイメント / 人間が感動する仕組み / 家業を継ぐ

 

第2章 苦悩、そして”岡山の奇跡”の始まり

 

私を待っていた恐怖の館 / 故郷で受けたカルチャー・ショック / 計画性のないアイデアマン

/ 旅館のおもてなしDNA / 岡山石山花壇を再生せよ! / 自ら脱皮するということ

/ 経営危機に登場する”救世主” / 最悪で最大のチャンスの年

 

第3章 ウェディング事業への転換

 

脱”ありきたり”ウェディング / 20組以上は絶対に売れない / 音と光の斬新な演出

/ すべての要望に応える / 「ザ マグリットホール」誕生 / 披露宴から高砂をなくしたい

/ 綱渡りだったチャペルの新設 / 完全な業態変更 / すべては招待客のために

 

第4章 ステップアップへ共闘する人たち

 

ともに戦うコンサルタント / ニューヨーク・スタイル / フュージョン料理

/ 【再生するウェディング】グレート:プランニングが手がけた成功事例

 

第5章 パーティーの極意

 

尊敬する経営者たち / ニューヨークのベスト・ウェディング・プランナー / 踊るウェディング

/ ホワイトハウスの専属パーティー・デザイナー / 数ミリ単位のコーディネート / 異文化との融合

/ ニューヨーカーたちの祝宴 / 人はなぜ会食するのか? / 成功するパーティーの秘訣

/ 間違いだらけのウェディング / 異業種からの参入に打ち勝つ

 

第6章 アニバーサリー・パーティービジネスへの出発

 

「ディスティーノ」の誕生 / カクテルパーティーの重要性

/ アニバーサリー・パーティーハウスへようこそ / 人と人の絆を強くする / ”コンセプト”を守り抜く力

/ アニバーサリー産業 / ネクスト・インパクト

 

著者:グレート:プランニング代表 羽原俊秀
出版:株式会社柴田書店
2011年9月9日より、電子書籍にて配信中

CATEGORIES:PHILOSOPHY

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2013/05/06

東西”絆”会

2011年3月11日に発生した東日本大震災を受け、1995年1月17日の阪神淡路大震災で被災した
株式会社フェイスの福永有利子社長が発起人となって、被災した同業者の支援ができないかと立ち上がった、東西”絆”会。
ブライダル業界有志による被災地支援プロジェクトです。
そのスタートメンバー4名に、羽原も参加させていただきました。

会を発足後、何度も話し合いの場を設け、「私達に何ができるのかではなく、東日本の方々が何を望んでいるのかを知るべきではないか?」 の考えのもとに、活動の第一弾として、2011年5月14日・15日にパレスいわや(福島県いわき市)とホテルクリスタルパレス(茨城県ひたちなか市)を訪問して現地の事情を調査。
パレスいわやを会場として、オフィース・マリアージュ安部トシ子社長による 「今私たちに大切なこと」 と題した新郎新婦に結婚や人と人との絆の大切さを伝える研修会(東西“絆”会主催、BIA共催) を開催したほか、講演やパネルディスカッションを行いました。
講演後、現地スタッフとの交流を深め、「元気な関西から、結婚しようよ!と声を大にして発信してほしい」との想いを受け、「東西“絆”会」 を結婚式の素晴らしさや結婚式を通してできる絆の大切さを伝える拠点と位置づけました。
ウェディングは基本的に地元(近隣)に密着した業種です。
そのおかげで、阪神淡路大震災の影響で宿泊の予約がほとんどキャンセルになり、経営危機に陥ったザ マグリット(旧・岡山石山花壇)も、ウェディングによって再生を果たすことができたのです。
逆に、そのため「業界」とはいいつつ、また人と人との繋がりを結ぶ仕事でありながら、同じ業界人の間では絆が薄かった私たちが今できること。
東西”絆”会は、東日本のウェディングプランナーを関西に招待する企画、ホテルメトロポリタン盛岡(岩手県盛岡市)を会場としたセミナーなど、東西を往復しつつ、今必要とされていることは何かを常に自分たちに問いかけながら、活動を続けています。

CATEGORIES:NEWS

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2013/05/06

カクテルパーティーのすすめ。

最近時々聞くようになった、ウェディングでのカクテルパーティー。アメリカのウェディングでは、立食スタイルでカクテルパーティーを行った後に着席スタイルへ移り、最後はダンスパーティーで楽しむという、動きのある流れになっており、カクテルパーティーの間にゲスト同士を紹介して、コミュニケーションがとられます。

 

ニューヨークのトップウェディングプランナー、マーシー・ブルームも、シャイで初対面の人と話すのが苦手な日本人にこそカクテルパーティーが必要、と言っています。日本の披露宴は、パーティーの最初から着席するスタイルであるために、一人の人が限られた人としかコミュニケーションが取れません。日本のウェディングについて研究したマーシーは、日本のウェディングにカクテルパーティーを導入すれば、コミュニケーションの機会が増え、より和やかで楽しいパーティーになる、と言います。

 

カクテルパーティー成功のこつは、いくつかありますが、日本人が失敗しやすいポイントを挙げるなら「空間を広げすぎないこと」でしょうか。広すぎる空間は不安感や落ち着かない感じを与えます。日本の住宅事情がそうさせるのかどうかはわかりませんが、日本人には広い空間への憧れが強いのか、広さや天井の高さをありがたがる傾向が強いように思います。ですが、パーティーの場面では、これがあまりプラスに働きません。カクテルパーティーの会場を決める時は、人数に対して少し狭いんじゃないかと思うくらいでちょうどいいようです。どうしても適当な広さ(狭さ)の会場がない場合は、余計なところは暗くする(照明をつけない)ことでも同じ効果が期待できるのですが、この「余計なところを暗くする」ことができない会場も現実的には多いようです。

 

前述のマーシー・ブルームは、カクテルパーティーの場所はどこでもいい、挙式会場から披露宴会場に向かう廊下でも、とさえ言っています。マーシーのイメージしている「廊下」と、日本の結婚式場の「廊下」のボリュームがそもそも違う場合もあるかと思いますので鵜呑みには出来ませんが、カクテルパーティーの会場から披露宴会場までは近い方が好ましいのは間違いないようです。

CATEGORIES:PHILOSOPHY

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2013/05/06

ニューヨークのトップウェディングプランナー、マーシー・L・ブルーム。

グレート:プランニングが初めてマーシー・ブルームを日本に招聘したのは、1997年。彼女がニューヨークのベストウェディングプランナーに選ばれたという記事がきっかけでした。彼女はその後2000年にも同じ賞を受賞し、今や大御所的存在ですが、アメリカのブライダル情報誌、「モダン・ブライド」の「2006年のトレンド・リーダー25人」では、ケイト・スペードなどと共に「おしゃれなイベント・プランナー」に選ばれているという、文字通りトップを走り続けている女性です。

 

俳優のマイケル・J・フォックスやケビン・ベーコン、ロックフェラー財閥の子息など著名人のウェディングを担当し、2004年にはビリー・ジョエルのウェディングを手掛け、あのディズニーウェディングもマーシーの手によるものです。2010年に会った時は、トム・ハンクスの息子、コリン・ハンクスのウェディングを準備中でした。
マーシーに初めて会った時、それまでにも、日本のさまざまな企業からオファーがあったという彼女は「今までに8回くらい、日本に呼ばれたけど全部断ってきた」と言います。そんな彼女が、日本の婚礼業界の常識を変えたいという私たちの思いに答えてくれ、通算5回にわたって来日セミナーを行ってくれました。
チャペルの円形シートレイアウトや、パーティーのライティング、カクテルパーティーの考え方、ダンスなどなど、マーシーに教えられたことは数えきれないほどです。

CATEGORIES:BRAIN